新しいHHKB Studioを試してみた!

HHKB

HHKB Studio

「HHKB Studio(Happy Hacking Keyboard Studio)」は、PFUが展開する「HHKB(Happy Hacking Keyboard)」シリーズの新モデルで、これまでのHHKBと比べて大きく進化した特徴を持っています。

HHKBファンに大きな衝撃を与えたプロダクトになりましたが、それ故従来のHHKBファンの間でも賛否両論の評価となっている冒険的なプロダクトと言えるでしょう!

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HHKB Studio の主な特徴

1. 伝統的なHHKBらしいコンパクトなレイアウト

  • 60%サイズのミニマルなレイアウトはそのまま。
  • Ctrlキーの配置など、HHKB伝統の配列を継承。

2. マウスボタン・ポインティングスティック

  • キーボード中央上部にマウス操作を可能にするポインティングスティックを搭載。
  • キーボード下部にマウスのクリックに割当たっているマウスボタンを配置。

3. ジェスチャーパッド搭載

  • キーボード左右及び手前の側面に高精度のジェスチャーパッドを内蔵。
  • 素早い画面切り替えや、ボリューム操作などのアナログ量調整が可能に。

4. 静電容量無接点方式ではなくメカニカルスイッチ採用

  • HHKB従来の静電容量無接点方式ではなく、新たにメカニカルスイッチ(Kailh製ロープロファイルスイッチ)を採用。
  • 打鍵感は静音リニア(Silent Linear)タイプ。
  • スイッチやキーキャップのホットスワップに対応。

5. 静音設計

  • 静かな打鍵音でオフィスや自宅でも快適に使用可能。

6. カスタマイズ性が向上

  • 専用ソフト「HHKB Studio キーマップ変更ツール」によりキー配置のカスタマイズが可能。
  • Mac/Windowsどちらにも対応。
  • レイヤー機能やFnキー設定など自由度が高い。

7. 無線・有線両対応(Bluetooth + USB)

  • 最大4台のBluetoothデバイスとペアリング可能。
  • USB-Cケーブルでの有線接続にも対応。
  • 切り替えがスムーズで、デバイス間の移動が簡単。

8. 配列 /カラーバリエーション

  • 英語配列/日本語配列のモデル
  • 墨/雪のカラーバリエーション
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HHKB Professional HYBRID Type-S VS HHKB Studio

Happy Hacking Keyboard(HHKB)の「HHKB Professional HYBRID Type-S(以下、HHKB」)と「HHKB Studio」は、どちらもプログラマーやタイピング愛好家向けに設計された高品質なキーボードですが、設計思想や特徴にいくつか大きな違いがあります。

基本仕様 – 比較

項目HHKB Professional HYBRID Type-SHHKB Studio
型名PD-KB800YSCPD-ID100Y
キースイッチ静音タイプの静電容量無接点方式(Topreスイッチ)メカニカルスイッチ(ロープロファイルリニア/タクタイル)
押下圧45g45g
キーストローク3.8mm3.6mm
打鍵感静かでスムーズ、指に吸い付くような感触メカニカル的なクリック感
静音性スコスコした音色コトコトした音色
配列HHKB独自の60キー配列63キー(メインキー:60、マウスキー:3 / Low Profile)
無線接続Bluetooth対応(最大4台)Bluetooth対応(最大4台)
USB接続USB-CUSB-C
キーキャップ素材PBTPBT
トラックパッドなしあり
カスタマイズ性ソフトウェアでキー割当て変更可能ソフトウェアでキー割当て変更可能
サイズ(mm)W 294 × D 120 × H 40W 308 × D 132 × H 41
重量(電池含まず)540g840g
価格帯(目安)¥36,850(税込)¥44,000(税込)

重量

まず、「HHKB Studio」を最初に触ってみて感じたのは「めちゃくちゃ重たい!」ということです。

「HHKB」が電池含まず540gに対して、「HHKB Studio」は840gで、「HHKB Studio」が300g重いわけですが、「HHKB」が電池が2本、「HHKB Studio」は電池が4本を使用するため、「HHKB Studio」はさらに電池2本分重くなるわけです。

「HHKB Studio」は筐体にアルミフレームを採用しているせいか、ジェスチャーパッドを内蔵しているせいか、重量感をすごく感じます。

サイズ

サイズもジェスチャーパッド、マウスボタンを装備しているため、少しサイズが大きくなっています。

「HHKB」も「HHKB Studio」も両方電池駆動ですが、「HHKB」で不評だった電池ボックスが筐体からはみ出ているデザインから「HHKB Studio」では、筐体に内蔵されるデザインになりました。

電池ボックスのデザインは、よくなった印象なのですが、背面のデザインが「HHKB Studio」ではより斜めになっています。

おそらくUSBケーブルの脱着や、電源スイッチの押しやすさを考慮したデザインなのかも知れませんが、キーボードを持ち上げる際、持ちづらく重量が増した筐体を持ち上げにくくなった感があります。

キースイッチ

キースイッチについてですが、「HHKB」は静音タイプの静電容量無接点方式。「HHKB Studio」は、メカニカルスイッチを採用しています。

静電容量無接点方式のスイッチであることが、「HHKBが、HHKBたる所以である」と思っている従来のHHKB愛好家も多くいるのではないかと思います。

「HHKB Studio」は、いわゆるメカニカルキーボードと呼ばれるキーボードに採用されているスイッチでさらに「ホットスワップ対応」で、キースイッチが取り外せるようになっていて、好みにより他のタイプのキースイッチにも変更できるようになりました。

押下圧

押下圧は、「HHKB」「HHKB Studio」ともに45gで変更はありません。

キーストローク

「HHKB」は3.8mmでしたが、「HHKB Studio」は3.6mmと少し浅くなっています。この辺りの変更で打鍵感に違いを感じるでしょうか?

カスタマイズ性

キーマップ変更ツール

「HHKB」「HHKB Studio」いづれも専用の「キーマップ変更ツール」が提供されています。

「HHKB Studio」では、

  • キー
  • マウスキー
  • ジェスチャーパッド

の設定が行えます。現在、特にキーマップを変更する予定はないですが、「ポインティングスティック」の速度調整、「ジェスチャーパッド」の感度調整については、調整をする必要がありますね。

キースイッチ

メカニカルスイッチ採用により、他社性のキースイッチにも交換できるので、色々試して好みのスイッチを探す旅もいいですね♪

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キートップ

「ポインティングスティック」周囲の「G」「H」「B」が特殊の形状になるため、自由度が低くなりますが、純正のキートップでバリエーションを選択できます。

サードパーティ製でも多く販売されるといいですね。

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まとめ

従来の「HHKB」とは全く異なるキャラクターの「HHKB Studio」

新しい「HHKB」のスタンダードとなる可能性を感じるキーボードだと思いました。

まずは、この「HHKB Studio」と付き合ってみて、またレビューを書いてみたいと思います。

noru
noru

では、では♪

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