今回、「Maono(マオノー)」社から、USB コンデンサーマイク「DGM20S」のご提供をいただきましたので、ご紹介いたします。
「Maono」というメーカーは、あまり聞いたことのない方もいると思いますが、
About Maono
「Maono」は、中国深圳発祥のメーカーです。153カ国でグローバル展開をしているオーディオブランドで、低価格ながらパフォーマンスに優れた製品を数多く開発、販売している会社です。
日本では、株式会社アルクが、国内正規代理店となっています。
Maono社は、電気工学、工業デザイン、ソフトウェア工学の豊富な経験と優れた能力を結集し、高い品質のオーディオ製品を自社で設計及び製造しています。数年にわたる継続的な開発により、世界のポッドキャストとゲーム市場で広く認知されており、数百万人以上のユーザーがMaono製品を使用しています。
https://www.ask-corp.jp/products/maono/
マイクやミキサーなど、ポッドキャストやゲーミングなどストリーミングに適したオーディオ機器を販売しています。
MAONO DGM20S
今回、ご紹介するのは、USB コンデンサーマイク「DGM20S」です。
このマイクは、マイク、ショックマウント、ポップフィルター、マイクアーム、USBケーブルと音声収録に必要なものが揃っていながら、低価格ながら高音質で満足できるマイクセットになっている製品です。
また、カラーリングもブラック・ホワイトの2色あり、デスク周りに合わせたカラーも選択できます。
製品仕様
マイクタイプ | コンデンサー・マイク |
極性パターン | カーディオイド(単一指向性) |
周波数特性 | 50Hz ~ 20kHz |
サンプルレート | 48kHz / 24Bit |
入力感度 | -3dBFS±3db(Max gain) |
S/N比 | 74dB |
充電規格 | 5V — 1A |
コンデンサー・マイクとダイナミック・マイク
マイクには、大きく分けて、コンデンサー・マイクとダイナミック・マイクの2種類に分けられるのですが、この違いについて知っておきましょう♪
マイクタイプの比較
音質
この「MAONO DGM20S」は、コンデンサーマイクなので、ダイナミックマイクに較べて、感度が高いため、周りの環境音やデスクの振動などを敏感に拾ってしまうので、
- マイクアーム (デスクの振動を拾いづらくする)
- ショックマウント (マイクに与える振動を軽減する)
- ノイズキャンセリング (環境音などのノイズを逆位相の波形で打ち消す)
などの、仕組みや機構がとられています。この辺りにも配慮があってよいポイントですね。
ノイズキャンセリング
マイク上部にノイズキャンセリングのタッチボタンがあり、ワンタッチでノイズキャンセリングをONにできます。
ノイズキャンセリングのレベルを調整したい場合は、マイク本体では出来ず、サポートサイトからダウンロードできるツールで調整が可能です。ただし、このツールはWindowsでのみ動作します。
また、このノイズキャンセリングはちょっと微妙で、環境音をキャンセリングできるのですが、収録する音声にも影響し、ノイズキャンセリングOFFの状態と音声の感じが変わってしまいます。
環境音のノイズキャンセリングを取るか、音質をとるか状況によりトレードオフになりますね;(
接続方式
接続方式は、USB Type-Cで、XLR接続には対応していません。
一般的には、XLR接続の方が音質面で有利と言われていますが、XLR接続の場合、直接PCには接続で出来ず、オーディオ・インターフェースと言われる接続機器が必要となります。
このDGM20Sは、USBで簡単に接続でき、他の接続機器を必要としないので、簡単です。
まとめ
良い点
- 価格がリーズナブル
- このマイク・セットだけで簡単に録音が始められる
- カラーバリエーションが豊富(ホワイト/ピンク/ブラック)
- 見た目が可愛い!
- 初心者にも簡単!
イマイチな点
- ノイズキャンセリングの性能がイマイチ
- マイク・アームにケーブル・マネージメント(ケーブルをまとめる)が無いので、取り回しがイマイチ
- USB Type-Cのコネクタの位置がイマイチなので、マイク・アームに干渉してしまう
マイクの世界は、広く、深く、なかなかぴったりなマイクはないですが、リーズナブルな価格でマイクに関して必要なものが揃って、かつ手軽に始められるこの「Maono DGB20S」は、おすすめです♪
では、では♪
コメント